うるさいうるさいうるさい
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

恋する只の女の子のお話。







好きな人が出来ました。 


どうして好きになったのかは分からない。
いつ好きになったのかも分からない。
どこが好きなのかすら分からない。
それでも、とてもとても好きになったの。


あの人の側に行きたい、あの人の声を聞きたい、と願うたびに私の体は蝕まれます。
この理不尽に対し、憤りの叫びを上げる声も、
ああ、もうどうして?と悩む脳すら今の私には無いのです。
何も、無いのです。


ああ、何て理不尽。


あの人以外の事を考えたくないと願うたび、私の身には災いが降りかかります。
昨日は誰かが私を捕まえようとしました。
体を捩じらせ必死の抵抗もあって何とか抜け出せはしましたが、
それでも痛いものは痛いのです。


痛みを感じること。
これだけかもしれません。
私のあの人が共有できるものなんて、これだけかもしれません。
でも、それだけでもいいのです。
何も望みはしません。
したくありません。
謙虚でいます。いつまでも。


(だってそうでもしないとやってられない。)
(だってそう考えないと辛いんだもの。)


今日はあの方に会えました。
私、とてもとても嬉しかった。
でもね、何故でしょう。
気のせいでしょうか。
あの方の近くはいつも危険で一杯なんです。
今日は二回も捉えられそうになりましたわ。
それでも私は負けません。
また、会いに行くの。


今日、とうとう捕まえられてしまった。
有り得ない。
どうして私はこんな暑い所にいるのかな。
あれ、おかしいな。
目も霞んできちゃった。
どうして私はこんな目に?


・・・・・・・・・・おや?あれ?


ああ、また会えましたね。
こんな姿で恥ずかしいけれど、私貴方に会いたかったの。
ずっとずっと会いたかった。


私ね、貴方のことが好きなの。
すごくすごく、好きだったの。
大好きで大好きで仕方なかったの。


世界で一番、貴方を愛したの。








『・・・なんだこいつ。口パクパクさせて。』
「おい、あんまり触るなよ。傷がついたら売りものにならんからな。」
『わかってるよーって。 ・・・・・・。』


ああ、最後まで私は貴方の言葉を理解することが出来なかった。
とても残念だけど、仕方ないよね。
だって私、人じゃないもの。












それでも私、貴方を愛したの。
一生懸命愛したの。


世界で一番、貴方が大好き!




































これは、恋する只の、魚の女の子の話。














オシマイ



続きを読む >>